アゲハチョウの最後はヤエヤマカラスアゲハ。写真を撮ってから違いを調べたが違いがあまりよく分からない。前翅裏面の黄白帯が広いのが特徴のようだが遺伝子の違いや交配実験からも違いがあったようだ。科学が進むと細かい違いまで分かるようになるが混乱してくる。次の2枚に裏面が写っている。
本州のカラスアゲハ春型は小型になるがヤエヤマカラスは大きくて綺麗だ。やはり暖かいので幼虫が大きく育つのだろう。滑空するところは光線の具合で輝き方が違って見える。
後から撮ると光の具合で輝きが少ないようだ。
それにしても、吸蜜しているのは舌状花の大きなタチアワユキセンダングサが多い。本州でもはびこっているコセンダングサの変種だから外国から入ってきたのだろう。外国の花に蜜源を依存しているとすると、これらが入ってくる以前は、この寒い季節にこんなに蝶が多くはなかったのだろうか。こいつらの実はヒッツキムシでズボンのすそにいっぱい刺さって迷惑するが、他に花の無い時期に蝶の吸蜜源になっているのだから我慢しよう。ここの花は白い舌状花が大きいから写真にしても結構引き立つ花だ。