牛伏山もツツジやサツキがなくなると一時蝶の姿が少なくなる。6月中旬、パピリオ類、アオバセセリにスミナガシ、それにアカシジミやゴマダラチョウ。今は日陰にいたコジャノメ、クロヒカゲやダイミョウセセリ、ヤマトシジミなどが目立つ。お城の前の展望台で見ているとオオムラサキ(だろう)が鳥を追う姿。もう少しでオオムラサキの占有飛行が見られるのだろう。頂上近くの小さな広場、モンキやカラスアゲハが三方向から飛んできて、暗闇の林の前でワンループ。一回りするのでシャッターチャンスも多い。
飛んでいる蝶を止めるには1/1000は必要。感度の悪いカメラはアンダーになり、暗闇に浮かぶ2つの白い目が写る。蝶の輪郭が少し浮き上がって見える。そんな構図が結構気に入っている。そんな中で、シジミチョウの巴飛行。ここではルリシジミは確認しているがゼフは見ていない。午後のこんな時間帯ジョウザンかエゾかな。撮ってみると尾がないが、シルエットの縁が緑に見える。
もう今となっては確認できないが来年の楽しみでもある。ゲートがあって昼の時間しかここにはいられないけれど、寝袋持って早朝と夕方、夜間を狙ったらどうなのだろう。
こんなに展望の良い山、観光バスの通れる道を作らなかったのは過ちだとどこかの議員さんが言っていた。
お陰で蝶いっぱいの山でいられる。雨上がりベンチの木に残った水分を吸うゴマダラチョウ。
上信道吉井インターから15分。蝶と眺望の山牛伏へどうぞ。