アサギマダラのマーキングは年々盛んになっていくような気がする。それだけ蝶好きの年寄りたちの探究心をくすぐる行事なのだろう。私も多少の貢献をしようといつもの桟敷林道で50を目標にマークしたがいつもより遅い割には蝶の数が多く92頭を報告した。林道途中の崖でアサギの集団吸水を見た。こんなに多いのはここに通い始めて初めて見た。
いつものことだがアサギ半分であとは蝶撮影。今年もヤマキチョウを見たとの情報でこの撮影も目的のひとつ。結果はスジボソヤマキを見ただけ。彼らは暑いときには葉の下に止まって動かない。キタキチョウもそうだがスジボソは葉隠れの術。止まったときを見ていないと直ぐに分からなくなる。
大きな蝶が必死で飛ぶときは翅を目いっぱい動かすのが写せた。小さなチョウとは違う飛び方のようだ。
もうひとつの目的はミヤマシロの卵がどうなったのか確認したかった。集団で糸を張って巣にして葉を食べる幼虫はたくさんいた。そっと葉をはがすともう2令だ。
葉の表は何も見えないが裏返したら幼虫はウジャウジャ。だけど卵の数からすればこんなものではないはず。生存競争の結果なのだろう。