山名の炭焼きの帰りに丘陵の春を探した。ここのメインは枝垂桜なのだがまだ開かない。梅は去年手入れをしたので花が多いが盛りは過ぎた。これにテングチョウが吸蜜に来る。アンズが盛りだしエドヒガンが咲き始めたが見向きもしない。梅が好きなようだ。
スミレは白のヒゴスミレと紫のニオイタチツボスミレが多い。両方ともかすかな香りがする。洋種のスウィートバイオレットと比べると上品な香りだ。フランスにこの花があればナポレオンも気にいったに違いない。
ここにはシュンランが多いが遊歩道わきは掘られてない。少し奥まったいつものところで10日前には蕾だった株が咲きだした。だけど目立つところなので2日後には株すら見つからない。日本人のモラルもこの程度か?
市民の森の斜面に2年前に植えたオニグルミが大きくなってきた。刈られないようにつけた目印の赤紐が幹に食い込んでいた。当然ゆるめてきたが締めすぎたベルトのようだ。このクルミの冬芽と葉痕(葉の落ちた後)が面白い。ハヤリのゆるキャラのようだ。