前回、鬼怒川のツマグロキチョウをアップした。その後の長雨で氾濫した惨状はすごいものだった。しっかりした堤防があり、サイクリングロードも整備され、とても決壊なんて思いもつかない。しかし、堤防を越えるだけの雨が降り下流へ押し寄せるとこのような惨劇がおこるのだ。今回の水害被害の方々にお見舞い申し上げます。
昔、堤防にある花を掘っていたら注意されたことがあるが、小さな欠陥が大事に至ることがあるのを水辺の人は知っているのだろう。近くに神流川があるが、流域が広がっただけで河川敷の球技場は影響もなく、子供たちが元気に走り回っていた。線状降水帯が西にずれていたらどうなったであろうか。他人事ではない。気を引き締めよう。
ところで鬼怒川で撮った卵や幼虫、残念ながら流されてしまっただろう。
この時期産卵は芽だしたばかりの幼苗に産んでいる。中にはこの写真のように双葉に産むのを何回も見かけた。やはりそのほうが葉が柔らかいのであろう。
葉裏をかじられた葉を裏返すと帰ったばかりの小さな幼虫もいくつか見かけた。