牛伏山はパピリオの集まる山だがチョウ屋さんのほかに鳥屋さんもよく来る。タカが南下するのを狙うのだ。なかなか撮れずに頑張っている。また、体力維持に歩いて上ってくる人も多い。顔見知りになった方が裏から上ってきて、タカが網にかかっていると教えてくれた。すぐに車で移動。落石防止の網の中で動けず網からこちらをにらむ。近寄ると羽ばたこうとするが無理。
鳥にも詳しいHさんによるとこの付近にいるノスリらしい。かわいそうなので棒で押して横に移動させて網の隙間から落とした。ノスリは幼鳥だろうからすぐに飛べないはず。カメラを構えたがすぐに飛び去った。残念。網無しのところは撮れなかった。管理人さんに後で聞いたが鳥屋さんが悔しがっていたらしい。
別の日、サツキに来るモンキアゲハを狙っているとコンクリートに囲まれた狭い場所にかわいい野ウサギ。逃げ出すところを捉えた。
こんな近くで見たのは北アイルランドの海岸で見たアナウサギ、ピータラビッドを撮って以来だ。管理人さんに聞くと頂上付近で見たことがあると言っていた。これもラッキーな出会いだった。
この山には当然コナラが多い。当然のようにアカシジミが見られる。飛ぶ出してお城の白い壁を空と間違えてぶつかることがある。白い壁に止まったオレンジのチョウ小さくてもよく目立つ。
日が傾いて長い影を落としたアカシジミ。逆光で透けている色もいい。さらに白い壁にオレンジが反射して少し色づいて見えるのもなかなか見られない画像だ。コントラストを強くすると目立つが、長い影があればこその絵だった。
頂上の広い空間なので同種の縄張り争いで巴飛行が上空に上がることがある。コミスジにアカボシゴマダラ。なかなかここまで上がるのは見られない光景だ。