アマナは佐渡のドンデン山山頂付近に群落があり、芝生草原の雨のときに水の流れるような低地に咲いている。数はいっぱいあるが低いところで芝の間に咲いているので記録写真にしかならない。佐渡では放牧するような草地に生えていてもっと茎を伸ばして咲く。緑の中に咲いていると素晴らしく綺麗な花だ。それもそのはず、かつての分類ではtulipaチューリップ属に入っていた日本のチューリップであり6弁の綺麗な花なのだ。
その後、笠懸/稲荷山カタクリ公園、埼玉/秋が瀬公園、足利/渡良瀬川堤防などで群生を見た。藤岡周辺ではこの時期に歩いたことがないが、足利にあるのだから神流川にもあるだろうと蝶を探しながら足元を探した。神流川堤防の一箇所に見たような細い葉がぎっしり。アマナなのかひょっとしてヒメニラかもしれない。花が咲いていないと良く分からない。以前採って来て庭に植えたら米粒大の花が咲いた。気がつかないほど小さな花だがヒメニラはカタクリの咲く季節にはよく見かける。神流川の堤防でもここしばらくの彼岸の暖かさで咲き出した。やっぱりアマナだった。しかし堤防の土手の下のほうは写真写りの悪いところだ。花をアップで撮るしかない。藤岡にも咲いているのは発見だからいいだろう。
ヒメニラは高尾の裏山に自生地があると本で読んだことがあるが、そこまで見に行く花ではない。超接写しないと花が分からないくらいの花。長野白馬村で初めて見た。