ミヤマシジミは群馬では絶滅を危惧されている蝶の一つだ。かつては藤岡から新町にかけての神流川の堤防は豊産地だったそうだ。今では食草のコマツナギは探しても見つからない。今でもたくさん見られる千曲川や那珂川、梓川の堤防や河川敷には他の雑草にまみれながらもコマツナギが結構幅をきかせている。こんな状態でもチョウは行き続けるのだ。神流川の堤防は年に2回くらい機械でで刈られてしまう。去年の今頃たくさん見られたギンイチモンジセセリや、もう少し後にこんなにいるのかというほど飛んでいたジャコウアゲハもウマノスズクサが刈られているので見られるかどうか。
先日、佐久の千曲川の堤防で「良くこんなところ」と思えるような小さな生息地を案内してもらった。かなりの高密度で飛んでいた。綺麗に撮らないと申し訳ない。
♀はブルーの輝きが無いが、地味なこげ茶色は綺麗だ。
連続飛翔の写真にしても輝きがあってきれいに撮れた。
ここにはアカツメクサの白花があった。一部にピンクが見えるのでアルビノF1かもしれない。これにミヤマシジミがとまった写真が撮りたかった。
群馬で残された烏川の自生地は、地元で保護を始めたようなので今後の増え方を見守りたい。