セツブンソウは春一番に咲く小さな白い花。まだ雪が残る冬と春の間に咲くし、自生地では群落を作り、一面に咲いてまるで霰か雹が降ったあとみたいに一面に白くなるのが魅力なのだろう。秩父の奥の自生地は、今では観光バスが訪れ、テレビで放映されている。
前回は先週の雪も解け、太陽の熱を上手く利用して花の周りがなくなっている姿に丁度良いのではないかと出掛けた。ところが思ったより雪が深くて背景が白く輝く姿がほとんどで、他の場所も雪一面だった。それから晴れの土、日を挟んで再挑戦。今度は雪が消えすぎ。雪のあるところ探し回ってようやく撮った労作。
セツブンソウの花びらはガクの変化したもの。寒さや水にも強く水分が多いと透き通って見える。ガク片なので咲いている期間も長いのだが、ここでももう最盛期は過ぎた花。花をアップで撮るとこんな感じで、次の画像は群生する風景。
花として遅いのなら、標高の高い両神の自生地へ行ったが、もう入場料を撮っていない。ここは北斜面なのに。やはり3月上旬のテレビ放映で「今が盛り」が正しかったようだ。ここでももうアズマイチゲが咲き出していた。アズマイチゲでは金が取れないのか。葉でも分かるのでアルビノの緑葉を捜したが目が悪いのか、手入れが悪いのか見つからない。あるいは地元管理者のモラルの問題化。とにかくアズマイチゲ。