雪の中に咲くセツブンソウ、フクジュソウは一見の価値があると思うが、その傍にフキノトウも雪のなかから顔をでしている。目立たない花だが早春の花だ。
丈夫な花だから雪にも負けず存在を主張している。フキノトウは天ぷらか蕗味噌くらいしか食べ方を知らなかったがこの時期にしかないスパゲッティがある。新鮮なフキノトウを細かく刻み塩コショウしてバターで炒めて、アルデンテのパスタとあえるだけ。このときゆで汁を大サジ一杯加えるのがコツ。界面活性剤になるそうだ。毎年一回は春を味わうようにしている。野外でやることは少なくなったが、アウトドア料理では簡単に出来る逸品だ。
場所を変えてセツブンソウを見ようと山の中に行ったが、雪深くてセツブンソウもフクジュソウも一面の雪の中。紅白の梅が盛りを向かえていた。
下を見ると白梅の花びらと一緒に花の付け根から花ごと落ちている。
これでは実がつかない。最近サクラでよく見られる光景だが梅では初めてだ。スズメが蜜を吸えないので元から突いて蜜を吸って落とすらしい。クマバチの蜜泥棒のようなものだ。都会ではスズメも少なくなっているが、山里ではまだたくさんいる証拠か?