コツバメと一緒にスギタニルリシジミが見られる棲息地は結構多い。群馬のサクラの名所のすぐそばで小さな流れのある誰も来ないような谷すじにも結構いるもんだ。午前中は湿ったところで集団を作って吸水する場面が多いが、午後にはどこへ行くのだろう。地面スレスレを飛び回っているのは朝のうちと同じだ。飛び回っている♂を追っていると、たまたま石に影を落としている場面に出くわした。これが意外と面白い。
午後には吸蜜をするチョウが多い。スギタニルリも背の高いキブシやクロモジのような木の花にいるのを見かける。もっと背丈の低いコクサギで吸蜜する姿を見た。シジミチョウはこんな小さな花の蜜でもOKなのだ。
飛んだ瞬間の姿を捉えた。
渓流沿いの小さな砂場や苔むした岩で吸水する姿を見つけた。午後のこんな時間でもいるところにはいるもんだ。人の観察力なんてたいしたことはない。午前中に吸水場で集っていたのが午後に消えるわけはない。
それにしてもルリシジミを撮ろうとしても結構難しいが、スギタニルリは季節さえ合えば必ず撮れる。これも魅力うちかな。でもこのチョウの産卵シーンを撮って見たいものだ。