久しぶりに神流川の堤防を歩いた。昨年11月中旬までウラナミシジミを見た南向きの斜面のコセンダングサは刈られてまだ花がない。堤防下の薮の中は背の高いコセンダングサが満開。ツマグロヒョウモンやキタテハが目立つが、しばらくして目が慣れると素早く飛ぶウラナミシジミが見えてくる。なかなか止まらない。少し場所を変えるとヤブツルアズキの黒くなった莢が目立つところがあり、日当たりの良いところで翅を拡げ、テリを張っている。ヤマトでも来ると直ぐに追い立てる。
もう一箇所コセンダングサが適当に混んでいる旧堤防の脇でもウラナミがいる。
もう枯れる寸前のヨモギを探しているのだろうかヒメアカタテハが止まっては直ぐに飛んでしまう。
帰りに刈られた堤防の上に立つと、刈られて直ぐに新芽を出して元気なヨモギがいくつもあった。彼女たちはこれを探していたのだろうか。それにしてもウラナミもヒメアカもここでは越冬できずに絶えてしまう。それでも温暖化で越冬地は拡大しているのだろう。