10日の夜に月食があった。ブログのタイトルが花蝶風月だからこの機会に載せようと思って撮って見た。特に準備をした訳ではなく、少し長いレンズを出してカメラ任せで5分おきに撮った。寒かったので時間を見て直ぐに撮って直ぐ戻るという横着な撮り方だ。撮って行くうちにだんだん真上になってきて三脚がぶつかって視野に入らない。位置を変えたくないので三脚の一方を伸ばしたら倒れそうになる。レンガで押さえてようやく視野に入った。そんなことをしている内にあとわずかで皆既。もう満月の露出では合うはずもない。ずっと光量が少ないのだ。シャッター優先になっていたので慌てて絞り優先に変え、+補正をー補正に変えてようやく赤い月が写った。
暗い中での操作なので完璧とは行かなかったけれど、欠け始めから皆既までを一枚に合成した。
もう少し枚数を減らすとこんな感じになった。
若い頃、ペンタックス67で撮ったことがある。今のように合成できないので一枚のフィルムに入れる。左の隅から右上で欠け終わるまでを撮った。難しかったのは、そのとき上から覗くウエストレベルしか持って行かなかったので左右反転しているので右下から左上にセットしたこと。さらにはバルブしかなかったので、レンズキャップ開閉でシャッターにしたこと。確かかなり絞って3秒くらいから10秒くらいまでかえて撮った記憶がある。
もっと暖かい時期に広角でも挑戦してみたい。一枚の写真で撮れば地球の大きさが分かるそうだ。星好きの蝶友のKさんから教わった。