群馬のカタクリは毎年3月には咲く。今年は寒かったせいで4月になっても見ごろが続いた。地元が手を入れて保護したため見事な群落。風の強い曇りの日でも見物人が多かった。
もうひとつ埼玉に渡って直ぐのゴルフ場の下、ここでも地元の人が保護している。意外と見学者は少ないが、暖かい日だったので花はほとんど語源と言われる「傾いた篭」の状態だった。
直ぐ近くの葉が黒くなるカラス葉のカタクリも最盛期だった。
この日は気温が上がってミツバチが盛んに飛び回って蜜を集めていた。通路に座って観察すると西洋ミツバチ、日本ミツバチの両方がいる。西洋ミツバチはどちらかとと言うと花粉集めをしているのが多い。後脚に黄色ならずムラサキの花粉をたっぷり付けている。
日本ミツバチは突き出た雄しべの途中にとまり上に這い上がって蜜をとることが多かった。日本ミツバチの口吻のほうが長いのだろうか。
たまには篭状の花弁の中に入って外から蜜を盗み取る巧妙な手口を使うものもいる。蜜盗人だ。泥棒は洋の東西を問わずいるものだ。