カタクリに止まるギフチョウの写真は田淵行男さんの写真集「山の季節」(昭和44年刊)で見て憧れていた。
こんな写真はプロの撮るものと思っていたが、今では当たり前の定番写真となってしまった。この間カメラの進歩は著しく、超望遠や超高感度も手のひらサイズとなってしまった。ギフチョウもカタクリに止まった写真ではなく飛んでいるところも撮れるようになった。うれしい悲鳴だが金がかかるが維持費がないのがいい。
ここ雪国植物園の発生が多かったのだろうが午後1時を過ぎると良く吸蜜にカタクリに止まる。飛び出す瞬間がチャンスだがシャッターが遅れる。もう一つは後姿が多いことだ。近づいてパスト連写ではほとんど後ろ向きの逃げる構図。今回も多かったが最後の真一文字は面白かった。
ここは植物園なので花の写真2題。まずはアルビノと普通種の交雑F1のアルビノピンクのカタクリ。
次はコリダリスのエゾエンゴサク。北海道以外でも見られるというがヤマエンゴサクが多い。見分け方は花の付け根の包の形。ヤマは切れ込みがあるがエゾは尖った長楕円形。ジロボウも同じだ。