アカボシゴマダラが特定外来生物に指定されると聞いた。在来種のゴマダラチョウとの交雑や食樹のエノキとの競合による衰退を危惧してのことと思う。群馬に進出したのは2010.06.17に筆者が牛伏山で確認したのが最初であった。(かみつけ No.4 p.84(2010))が最初であった。その後群馬各地で確認情報相次いだ。その2年後と3年後藤岡市の神流川河川敷でゴマダラとアカボシ越冬幼虫の調査をした。(かみつけ No.7とNo.8)その結果エノキの大木ではゴマダラが圧倒的に優勢であった。アkボシは低木で見つかることが多い。 この3月の中旬前回調査でかなりの数を確認した大木で幼虫を確認したところ、5頭のゴマダラチョウが見られた。
3月ではかなりの落ち葉が飛ばされ根本付近に残る葉は少なかったがゴマダラチョウの幼虫のみが確認できたのは前回の調査に類似の結果で安堵した。 最近読んだ「外来種は本当に悪者か?」(草思社)では外来種でもその環境に適合した種のみ生き残るとあった。人為的の持ち込まれた種でも環境に合わなければ生き残れない。日本のような島国では昔から移入種で成り立っているのではないだろうか。今から駆逐しようとしても無理なのではないかと思う。