大雪山は高山植物の宝庫だ。高緯度にある山は日本でも3000m級の高山に匹敵する高山植物」が群生していることで有名だ。銀泉台から登り始めるとすぐにその花たちが姿を見せる。ハクサンリドリを見かけたが画像はなし。樹林帯を少し登ると白い小さな花。先ずは高山植物の範疇には入らないツマトリソウ。ヒメイチゲ。キクザキイチゲの仲間だ。
しばらく行くとオオイヌノフグリに似た少し大きい花。クワガタソウの仲間だ。調べるとテングクワガタ。魅力のある花だ。
さらに登山道わきに黄色いスミレ。かなり変わった葉を持つジンヨウキスミレ。S40の登山でも見つけた黄花のスミレだ。登山道わきに点々と咲いている。
登山道の登りが緩くなったあたりに一面に咲く白い花エゾノイソツツジ。磯つつじがどうして山に咲くのか。砂礫地帯が磯に似ているとの説がある。さらに上がると砂礫の高山植物が出てくる。先ずはイワウメ。これで吸蜜するウスバキチョウは絵になる構図だがチョウは飛んでいない。この花で吸蜜するアカボシウスバシロチョウのポスターを見てから赤い点のパルナシウスのとりことなった。中国のパル。スイスのアポロ。これは白いチョウに赤や青。黄色いチョウの赤よりも美しい。 ウスバキチョウの食草のコマクサがいっぱい。
懐かしくも楽しい花がたくさん見られた。ミネズオウ。ピンクがきれいだ。
ジムカデこんなきれいな花にだれがつけたか信じられない
この花名前が分からない。監視員に聞いてチシマキンレイカ(本州ではタカネオミナエシ)と教えてくれた。今回ピックアップできなかったがミヤマキンバイ。ここは色が薄いメアカンキンバイだそうだ。最後はコケモモ。こんな格好で咲くコケモモは初めて見た。高校の生物部OB会の名前がコケモモ会。どうやって命名したのかな。花蝶風月の名前にふさわしい大雪撮影行であったと自画自賛している。しかし老人の登山は体の負担が大きい。帰りに旭川の小さな山に行ったが群馬に帰ったら「ヘチヘト」なんて言葉が出てきて治らない。