秩父旧吉田町セツブンソウ、フクジュソウの自生地は栗林になっている。クリの肥料が植物を大きくしている新潟旧下田村のヒメサユリ場合もあるが、ここでは栗林として手入れをしていないのか今頃イガつきのクリが落ちている。
その周りにはフキノトウがあちこちに芽を出している。春のほろ苦い食材だ。これをスパゲッティにして「春を味わう」。毎年一度は食べる。野外料理として何度も楽しんだ。
フキノトウを細かく刻んでバターとオリーブオイルで炒め、ゆで汁を加えて、アルデンテにゆでたパスタをあえるだけで出来る。好みで塩、コショウ。バターの風味とほろ苦さが結構春をかもし出す。採ったばかりの新鮮な奴はそのまま刻んで炒め無くてもOKというがやったことがない。ゆで汁が乳化剤になるのは最近知った。
フキノトウは雌雄異花。黄色が雌花で白が雄花。この状態では良く分からない。新潟では花がもっと大きく伸びたとき、トウが立った花茎を食べるらしい。最近はフキノトウの天ぷらが有名になり過ぎているのか、十日町の「へぎそば」にもトウの立っていない普通の天ぷらが出てきた。ビールがうまかった。
そういえばシイタケのどんこの天ぷらもビールにあうね。