まだ梅雨入りには早いが湿り勝ち。午前中は晴れる予報にオオミドリシジミの群飛を見に山名丘陵へ行ってきた。日が差せばあちこちで巴飛行が起こり、4頭5頭になるともう同じところの巴や卍の飛行ではない。群飛となって目前に迫るはずだが、静かなものだ。今にも雨が降り出しそうな天気。ゆっくりするのもたまにはいいが、花も咲かず、蝶も見えない。いや、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメがいる。いくつか撮ったが面白くない。もっと明るいところで撮ろう。ゼフが来るというクリの花が咲いている。クリの花が落ちるすなわち「栗花落」と書いて「ツユリ」と読む苗字がいるらしい。閑話休題。栗の花はじっくり見ないと蝶がいるか分からない。コミスジやヒメウラナミがいる。蛾も結構吸蜜している。後で分かったがアカシジミもいたらしい。もう少し周りを見渡すと、ヒョウモンくらいの蝶が飛ぶ。近づくとアカシジミ。ヤッター。
同行のHさん。同じ〇〇アカシジミでも最も単純なアカシジミが最後になったが良かったと云っている。薄暗い曇り空の中、白い蝶がヒラヒラ飛んでいる。
スジグロチョウだ。少し高い山で見れば、ミヤマシロ。最近ヤマトスジグロと分類が増えたようだが、ところ変れば品変るでいいじゃないか。和名は亜種名や品種名まで付けている。日本人の細かい自然観察の現われだろうか? 命名争いの末なのか。
ピロラ・ヤポニカ:イチヤクソウなんとなく昔に覚えた学名はスラッと出てきた。一薬草:良い名前の花だ。こんな花採るなよ。栽培不可能なんだから。北八つや尾瀬のベニバナイチヤクソウが有名だ。