天気予報で朝から晴れとなると出掛けたくなる。オオミドリのポイントまでは少しの歩きを含めて1時間近い。里山の木はどこも大きくなっているのでなかなか低いところには止まらない。ザックの肩紐を付けた脚立を背負って行く。少しでも視点が高くなると撮り易くなる筈。ポイントに着くともう♂たちの巴飛行の真っ最中。早い時間帯はチョウたちも「良い場所」の取り合いなのか動きが早い。巴飛行はその名前の通り3どもえまででグルグル追い回しているが、4頭以上になると全体が流れて、集団移動。近くを通ると「ザー」という羽ばたきが聞こえる。この時間帯は葉の上にもゆっくり止まってはいない。翅を拡げてスクランブル姿勢でキラキラ輝いたと思うと直ぐに発進。ピントを合わせる暇が無い。この時間にゆっくり飛ぶのがいた。翅も拡げない。撮って見たら♀だ。♂のテリトリーに入ってきたら直ぐにハネムーンのはずだが。ゆっくり飛んで直ぐに戻ってくる。やはり待っているのか。
ちょっと目を離している隙にいなくなったので、元気の良い伴侶を見つけたのかな。更に日が高くなると♂たちもはしゃいだ派手な動きも少なくなり撮り易くなる。数も少なくなっている。ここにいるのはハネムーンにあぶれた♂たちなのか。スクランブル姿勢でいるが、カメラを10cm程度まで近づけても逃げない。
10時近く、宴ももう直ぐ終わり。♂同士疲れたのか仲良く一つの葉に並んでいた。