長野上田周辺の里山の雑木林は結構荒れてはいるが、オオムラサキが飛び、ゼフィルスの舞う林がある。上田周辺で盛んなマレットゴルフのゴルフ場がいろんなところに作られている。そこは下草が刈られティグラウンドとグリーンが整備されている。林間コースには大きな木が残されていて、ここにクロクサアリの大集団がいるところがあり、ムモンアカシジミが見られる。7月下旬ここでは周辺の草刈が行われ、生い茂ったヒメジョオンがきれいに無くなった。ごく一部残ったヒメジョオンの白い花にオレンジ色の蝶。ムモンアカシジミが飛び立つ瞬間を連写でゲット。花に来たところなんて初めて見た。
思えば高校時代の生物部。保育社の原色蝶類図鑑(横山版)には生態に記述が無い。アリの巣の中に入らないが共棲しているのが分かった少しあと。キマダラルリツバメと共に憧れた蝶の一つだった。ずうっと過ぎて蝶の写真を撮り始めた8月の炎天下、遥か梢で見かけた蝶を6時間も粘った記憶がある。
6月下旬、大木の幹のクロクサアリの集団を見ると、動かない黒い集団はアブラムシやカイガラムシ、動く集団にはワラジ型の幼虫がいる。
5月の連休ごろには孵化した幼虫がアリに守られて動き回る。これから蝶になるまでまで約3ヶ月。