昨日の日曜日、中止になっていたG蝶会のマーキング会に参加した。群馬でアサギマダラが多いのは、丸沼高原が有名だが、鹿沢の上の桟敷林道にも結構な数が集まる。実質5人で約200。ちょっと少ないが、広い面積にパラパラなので、こんなもんだろう。再捕獲が1%ちょっとなので2つくらいが見つかればいい。
車のテールランプの赤い色を花と間違えているのか口吻を伸ばす。
こんなにふわふわ飛んでいる弱々しい蝶が長旅をするなんて信じられない。食草のキジョランがあるところでは越冬できるので、何のための大移動かわからないらしい。理由はともかく移動のルート解明にマーキングが行われ、アサギネットに登録すると再捕獲の情報が得られる。
今までの最長記録は2246km(蔵王8/26→与那国島11/20)、2位2190km(大町→台湾)、3位2140km(北塩原→黒島)・・・朝日新聞06.11.30夕・・・2000km以上も旅をする。
大分国東半島沖の姫島も南下、北上の重要な中継地らしい。この島の漁師が海の上で休むアサギマダラを目撃している。近づくと飛び出したという。蝶の体は耐水性は充分だから出来ないことではない。
北米のオオカバマダラのように集団越冬していたものが、キジョランで幼虫が越冬できるようになった今でも、遺伝子に刷り込まれた情報で南帰行するものいるのだろうか?・・・新説、珍説・・・キジョランの分布拡大と本土越冬とどちらが古いのだろうか。