今日(10/6)は「浅間山系ミヤマシロチョウ保護セミナー」に参加してきた。写真の出来上がりを見てアップするつもりだが、今回は個人で出来る自然保護の身近な例を一つ。
庚申山のテニスコートから見える庚申山の斜面で刈払い機が音を立てていた。この上には関東では少ない「センブリ」の自生地がある。花を咲かせる直前で刈られたらひとたまりも無い。慌てて藤岡市の公園管理事務所に電話した。説明に行くと、現場を一緒に見て生育地の刈払いを中止してくれた。自然公園は見た目も大事にしている。雑草のはびこった草地は手入れがいる。残した場所は自分で周りを刈るからと言ったら、怪我をされたら困るから上司と相談とのこと。草や笹の間に小さな細葉のセンブリがかなりあった。
シルバーウィークが過ぎて訪ねると、「気をつけて刈ってください」とのこと。たまたま、散歩で居合わせたHさんと一緒に小一時間ほどハサミで刈った。1/3ほど綺麗になった。秋の花ヤクシソウは刈ってしまったが、センボンヤリやアキノキリンソウは残しておいた。センブリはこの2週間で蕾が多くなった。この不順な天気が回復したらもう花咲くものも出てくるだろう。咲き始めの花は結構綺麗だ。センブリは全草を乾燥させて胃薬として煎じて飲む。千回振り出しても苦いので「センブリ」だとか。
花が咲いたらこれをアップする予定。