山名丘陵は、ノハラアザミが多い。ノアザミとの違いは花期もあるが、総苞に粘りが無いのがノハラで花のつき方も異なる。去年、佐野の里山で花周りに葉が車状に着いているのを見つけ、山名にもたくさんあった。
左がノハラアザミの普通の花、右側がクルマアザミと呼ばれる変種。アップにするとクルマ葉がついているのが良く分かる。花が咲いた株も同じようだ。
この花はいくつか持っている写真図鑑には載っていない。バイブルの牧野植物図鑑を出すと「クルマアザミ」と載っている。ノハラアザミの変種となっているが、牧野さんは気に入らないらしい。毎年同じ株から同じようには咲かないから変種ではないと言っている。これを認めているから最近の図鑑に載っていないのか分からない。今度確認のため「しるし」をつけてみようかとも思う。ここ山名は伸びると刈られている。刈られて花を早く咲かせるために変ったのではないかとも考えた。刈払い機の草刈りでは簡単な「しるし」では刈られてしまう。昨日も「サクラタデ」がやられた。今度の市民イベントのときに説明と一緒に目立つ目印を立てよう。
ノコンギクやカントウヨメナと共に清楚な花を咲かせる「ユウガギク」も刈られて背丈の小さな花を咲かせている。こちらは刈られても変化は無いようだ。
刈られても強い花、うす黄色のアキノノゲシ、黄色のヤクシソウなど。写真は無いが、アキノタムラソウ、キツネノマゴ、シラヤマギクなどが咲いているが、蝶たちはアザミに多い。