今、山名丘陵はノハラアザミの花盛り。少し前までキタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハにクモガタヒョウモン、ツマグロヒョウモンが、湧き上がるように飛び、吸蜜していたが、少し静かになったようだ。この中で静かにしていると、ミツバチやハナアブの羽音がする。これを狙ってスズメバチが花をひとつずつ探りながら襲う。襲う瞬間を撮りたがったが待っているところにやって来ない。やっと撮れた後姿。
さて、本題。そんな中、羽音だけではかすかにしか聞こえないホウジャクがホバリングしながら吸蜜している。ホウジャクは蜂雀と書くらしい。確かに飛ぶところはススメバチそっくり。命名は中国か日本か。良く観察している。
ホバリングしているところを連写で撮れば羽ばたきの回数が分かるはずだし写真としてもいいはず。秒間60コマで同じ位置に戻るまでの枚数は5~7コマであった。7コマをアップする。
したがって、ホシホウジャクの羽ばたきは60/4、60/6で10~15回/秒であり、意外にもカモの10回/秒と同じくらいで結構遅いものだった。あのメタボ気味の胴体を細い翅で良く支えられるものだ。スズメバチも同じくらいの翅だから良いのかな。因みにもっと小型のホウジャクは20回/秒であった。写真としてはもっとアップにするか望遠で撮らないと背景がやかましい。