もう今年も残すところ僅か3日。連写カメラで蝶を撮ると背景が同じなので何枚かの画像を合成すると蝶だけが動いている写真になる。中国青海省で今年撮った写真でもいくつかつくる事が出来た。
西寧市から3時間ほどのシャクナゲや下向きに咲く青いケシの多い草原。ここには日本のミヤマシロチョウを小型にしたヒメミヤマシロチョウがワンサカいる。滑空している姿は小さいけれども優雅に見える。
同じところで唯一見かけた赤いパル。ワンチャンスしか撮れなかったので綺麗ではないがパルだ。パルナシウス・チェキニーらしい。
標高4000mを超えるガレ地には青いケシやエーデルワイスがいっぱいのお花畑で、ここには2種類のパルナシウスがいた。青い紋もあるケファルスと赤い紋の小さいアンドレだ。両方とも寒くなるとガレている石の下へ逃げている。花を踏まないように岩だらけガレ場をガタガタさせるとビックリして出てくる。飛び出すが寒くてたいして飛べない。撮ったけれど面白くない。岩場を飛ぶパル。
板状の石のガレ場を足音で脅かしていると黒い蝶。動きは素早いがたいして飛べない。こちらも走れない。ゆっくり近づき撮った。黒いベニヒカゲ。
晴れて暖かい日、タテハの飛び方。赤く見える。ヒマラヤコヒオドシ。
中国奥地は黄土ばかりだが、黄土の山も水があれば花の谷。ここで待つと蝶が来る。ブルーの目立つシジミチョウ。後で見たらゴマシジミ。