庚申山には、テニスコートや体育館のある総合公園でコの字形に尾根を回るウォーキングコース、途中の谷や池をを通る半周コースがある。寒くなって葉が落ちた明るいウォーキングは鳥を見たり遠くの雪山が見えたり楽しい。私は良く半周コースを歩く。尾根筋の雑木林でオオミドリの卵を探し、池の近くでは鳥を見る。ここでは休みの日になるとデジスコを持った人が多い。先日マスクをして三脚を担いだ人から声をかけられた。安中在住のSさん。現役の頃高崎の研究所で一緒だった同期入社の方だ。もう直ぐ定年だが、バーダーになっているとは知らなかった。ここにルリビタキがいるというので来たという。そう言えば所沢ナンバーの車もあったからバードウォッチングには名所なのだろう。少し一緒に探すと池の近くにルリビタキ♀。
こんなに近づけるのなら連写カメラで充分。ピントをずらすブラケットで撮影。どれか良いのがあるだろう。更に少し歩くと今度は♂。地上で餌を探しているので近づいても逃げない。数人で撮っていたがデジスコには近すぎるようだ。逃げても戻ってきて近くに来る。絶好のチャンスだ。
どうもバードウォッチャーは三脚にロングを構えて、鳥が来るまで待っていて、なんとなく近づきがたい雰囲気があった。Sさんみたいな人なら一緒にやれるだろう。鳥もなれているのかこんなに近くで撮れるのは楽しい。今度はブラインドテントと500mmズームを持ち出すかな。餌付けをしている場所でアオジ♀。段々近づくが最後は画面いっぱいの1.5m。
Sさんとはそこで別れたが、フィールドで旧知の友に会うのはうれしい。