庚申山の鳥には毎日出掛けているが満足できないでイライラがつのるだけ。蝶の初見も出ているが藤岡ではまだ見ていない。冬に出来る「蝶」だ。
今まで冬になると電動の糸鋸を出してきて干支の動物を作っていたが、干支も一巡するとつまらなくなる。定年を迎えた酉年の暮れには戌の箸置きを作った。ダックスフントなら簡単に箸置きになる。戌、亥、子、丑と作ったら、寅を作らないわけにはいかない。エクセルを使ってデザインするが、どうしてもネコにしか見えない。結局年を越してしまった。そして焼きゴテ(ウッドバーニング用)を使って焼いた黒い線を入れたら何とか「可愛い寅」に見えるものが出来た。焼いているのでぬらしても、油でも変らない。
因みに、丑はもっと簡単だった。
そうしたら、玄関に飾るお雛様を頼まれた。
糸鋸を使っていると何か別なもの、蝶のパズルが出来ないか考えた。以前に作ったギフチョウは白い板と黒い板2枚を重ねてギフチョウのダンダラ模様を切り取り、それぞれを組み合わせて一枚のギフチョウにした。しかし大変な作業なのでもっと簡単な方法を考えた。翅脈で切り取り、焼きゴテで濃淡をつけてパズルとしたらどうか。試作2点を紹介する。ウスバシロとパル.ケファルスどちらも自分の写真からだ。
これは、言わずと知れた菜の花を背景にした。次の赤紋のパルは青海省の4000mで咲いていたアレナリア.デンデッシモを背景にした。玉状になるイワツメクサの仲間だ。
パズルの場合焼かなくても色付けしたほうが良さそうだし、額に入れるほどでもないのでもう少し厚い木で作ってみよう。出来たらまた紹介する。